マレーシア航空(MH)

  僕が高校留学1年目の時に最初に成田から乗った記念すべき飛行機がこのMH便だった。ちょっと怪しい民族系の制服に身を包んだ客室乗務員の方々や趣味悪めの座席カラーなどは今も鮮明に覚えている。機内食も
ちょっとエキゾティック。だが日本人客への配慮か、努力の跡が見受けられるパンフレットの日本語訳など微笑ましかったな。
  ちなみに全体的に東南アジア系の航空会社は質が高いことで知られる。特にシンガポール航空は
乗客の評価No.1のエアラインだ。またシンガポール国際空港は一日中遊んでも飽きない施設の世界一の充実度が評判で、このためにわざわざシンガポールでストップ・オーバーする人も多いとか。タイ航空もいいウワサを良く聞く次第。一方で、評判が悪いのは中国系あるいは中東系の航空会社。中華航空やガルーダ航空など、いつ落ちても不思議ではないとまで言われていた(案の定・・・)。ガルーダ搭乗経験者によると、離陸の瞬間バタバタと座席上の荷物入れのフタが開いてしまった後、スチュワード、スチュワーデスがいかにも慣れた手付きでそれらを順番に閉じていったとか・・・。少々怖い話である。ちょっと話がそれたが、マレーシア航空も今後に期待したいところである。


シンガポール航空(SQ)


  上のMHの中でも書いた通り、SQは世界一のエアラインと謳われる。それがどんなものかというのは実は「世界一周旅行」の楽しみの一つであった。しかし、いざ乗ってみると意外に機体は普通だし、常に利用者で溢れているため、果たしてそこまでくつろげる空間だったかどうかは分からない。機内食は確かに味・質はどこの会社よりも上をいっていると思うが、ボリュームがイマイチなので食いしん坊フライヤーにとってはやや不満が残るかもしれない(食って寝るだけの空間で食事がボリュームに欠けるというのは、ある意味ヘルシーでメリットだと僕は思うが)。
  何だかんだ言ってもやはりシンガは一流だ。僕は航空会社のサービスの質は機内食のレベルにほぼ一致すると考える。「コールドミール・オンリー」から「フィッシュ選択可」まで実にその差は幅広いが、中でも食器やカップに注目したとき、エコノミークラスながら陶器を使い、飲み物もグラスで飲めるシンガやアンセット、全日空などはかなりの評価に値する。SQに限った場合、例えば紅茶を飲むにしても使い捨ての攪拌棒なんかではなくちゃんとティースプーンがついてくる。その結果、間違いなくシンガはAランク・エアラインだと確信できるという訳だ。
  ま、とにかくその多様なサービスの中でもSQの何が世界に誇るかといえば、何を隠そう客室乗務員のお姉ちゃんたちじゃないだろうか。もっと範囲を狭めて言えば、
SQの醍醐味は彼女たちの「制服」にあると言っても過言ではない。空港でド派手な全身コスチューム(もとい、ユニフォーム)をまとった若い女性の集団を見たら、それはシンガのスッチーである可能性大。勇気を出して声をかけてみよう。優しい笑顔で僕等に応じてくれるはず(?!)だ。




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