〜梅雨空の金糸雀(かなりあ)編〜



☆☆☆☆☆
プロコフィエフ:『古典交響曲』他 オルフェウス管弦楽団(ドイツ・グラモフォン 1988)

さて、今年も(?)あーかいぶすの季節がやってまいりました。今回ご紹介するのは、またまたオルフェウスによる特選盤。プロコの古典の他、ブリテンの『シンプル・シンフォニー』とビゼーの『交響曲ハ長調』(第1番)というカップリング。とにかくここで語っているのが愚かしいほど素晴らしい演奏なので、ぜひご一聴あれ♪そこにあるのは完璧な技術+研ぎ澄まされた音楽性=超近未来的洗練サウンドであります。したがって5つ。心地イィー!



☆☆☆☆
マーラー:『交響曲第4番』 ラトル/バーミンガム市交響楽団(東芝EMI 1998)

このコーナー初出のマーラー。サー・ラトルのマラ4なら本当はBSで放送されたBPOとの定期がまさしく神懸かり的な出来なのでそちらを推したいのだが、このバーミンガム市響との1枚も音源として大変優れているので今回紹介したい。彼のマーラー全てに言えるが、これもスコアの細部までを完璧に造形した渾身の演奏の一つと言って間違いない。まずは軽やかも神秘的な鈴の音が貴方を誘う…。



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リヒャルト・シュトラウス:『楽劇「ばらの騎士」組曲』他 
プレヴィン/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(ドイツ・グラモフォン 1993)

 
今年の長梅雨には参りました…。しかし、そんな待ちわびた真夏の到来を告げるに相応しい、豪華絢爛なディスクをここに!超傑作ローゼンキャバリアー・スイートの他、カップリングにインテルメッツォから「四つの交響的間奏曲」、カプリッチョから「序奏と月光の音楽」、そしてサロメから「七つのヴェールの踊り」という、正しくお腹いっぱいの組み合わせ。夏バテ解消にぜひ。



ふうりん編


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