ワレリー・ゲルギエフ(5.2.1953- ロシア,  キーロフ歌劇場音楽監督、オランダ・ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者、メトロポリタン歌劇場首席客演指揮者)
「集中力!あと才能を少々。」

マリス・ヤンソンス(1.14.1943- ラトヴィア,  バイエルン放送交響楽団音楽監督、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者、ピッツバーグ交響楽団音楽監督)
「ん〜ッ・・・・。才能と努力!」
「(どうしてそれ程様々な音楽的アイデアが生まれるのかと言う問いに)本を読む事と、じっくり考える事。」

ウラディミール・アシュケナージ
(7.6..1937- 旧ソ連→アイスランド,  ピアニスト&指揮者、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者、 ベルリン・ドイツ交響楽団音楽監督、元クリーヴランド交響楽団首席客演指揮者、元ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団音楽監督)
「1つじゃなくて3ついいですか(微笑)?
 まず音楽を愛すること。
 次に一生懸命努力をすること。
 そして最後に自分に正直になること。」

マウリツィオ・ポリーニ
(1.5.1942- イタリア,  ピアニスト)
「んんーっ・・・音楽は特にだが、とにかくいろいろなことを分かっていなければいけません。そうしてから人は熟していくものであるし、(中略)それはどの楽器や指揮者にも当てはまります。そう、多くの物事を知ることですね。あぁ、しかしとてもとても難しい・・・(ぶつぶつ)やはり第一に音楽に際し充分な準備をし、そしてあなたのやりたいことをしていくことでしょう。」

内田光子
(12.20.1948- 熱海,  ピアニスト)
「音楽家になるために一番重要なこと?ウーン・・・、1つ半か2つあるわ。1つだけじゃなくて。まずは情熱よ。世界中を敵に回しても、たとえその他全員に拒絶されて自分一人になっても、信念持って音楽だけはやり通すという熱意!それと人間性。情熱を抱擁できるだけのね。
(多くの人は才能と努力と仰ってますが。)
「自分で才能があるだの言ってる音楽家は大したことないわ。才能なんて15歳なら誰だってあるのよ。あと努力なんてのはやりたければついてくる。あなた作曲するんだから、これからの作曲界がどうなっていくのかは一番興味あるところじゃないかしら。よく考えてみることね。・・・みんなよくこんな曲に耐えられるわね(注*ショスタコービチの11番を指して)。それと指揮者というのは履いて捨てるほどいます。まあほとんどの人が大したことないのが問題なんだけど。指揮者はとにかく楽器について知ってなきゃいけないわ。ピアノを弾けない指揮者というのも問題で、私はやはり弾けるべきだと思う。あなたいくつ?」
(ハタチです。)
「あら、そう。まだ若いわね。それだけ若いならそういうこと訊いててもいいのよ。もし30になってそんな質問してたら音楽家なんて考えないことね。もし他の何かでやっていけると思う人も音楽家にならない方がいい。」
(確かに内田光子さんの音楽は、内田さんご自身の内面・・・精神力・人間性から滲み出てきているような、そんな気がします。)
「ふふ(微笑)、そのことは答えられないけど。ま、そんなとこかしら。」





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